
こんにちは、イチです。
せどりを始めたばかりの方の中には「思ったように売れなくて…」とお悩みの方もいると思います。
僕もせどりを始めたばかりの頃はそうでした。
思い描いていたように在庫が捌けられず、不安な毎日を送る…
初めの2ヵ月くらいはそんな状態だったと記憶しています。
しかし、今ならその原因もわかりますし、逆に商品が売れていく理由というものもあるのだと理解できるようになりました。
①ブランド力
②デザイン・機能
③価格 = 安さ
の順位づけを間違えていたんです。
そこで今回は、Amazonで商品が売れない理由を、逆側の「なぜ商品が売れるのか」という方向から探っていこうと思います。
目 次
売れる要素は3つしかない
Amazonが取り扱っている商品は 2億種類以上 といわれ、ジャンルやカテゴリーも年々広がってきています。
「地球上で最大級の品ぞろえ」を自ら謳っているくらいですからね。
数年前には「お坊さん便」が話題にもなりましたし、「買えないものは家とクルマだけなんじゃないか?」とさえ思ってしまいます(笑)
余談ですが、Amazonではこういったものも売られています。
↓
さすが「地球上で最大級の品ぞろえ」です(笑)
しかし、2億種類以上の商品を取り扱っているとはいえ、毎日何百個と売れるものもあれば、1ヵ月経っても半年経っても1年経っても売れないものもあります。
日々『モノレート』でリサーチしているあなたなら、よくおわかりかと思います。
では、「売れる商品」と「売れない商品」の違いはどういったところにあるのでしょうか?
① ブランド力
有名ブランドや大手メーカーの商品は、ネット・リアルにかかわらず何もしなくても売れていきます。
もちろん企業が積極的に広告やプロモーションを打ち出しているからという理由もありますが、同じような価格・スペックの商品が並んでいたら、ほとんどの人は有名メーカーの商品を選ぶと思います。
また、日本のメーカーの信頼度は未だに高く、値段は多少高くても壊れにくくアフターサービスも充実した日本製を選ぶ人がいることからも、ブランドやメーカーの信用性といった「ブランド力」が商品の売行きを左右する要素であることが伺えます。
②デザイン・機能
ブランド力が強くなくても、特徴的なデザインや唯一無二の機能を搭載している商品もまた売れやすい商品です。
例えばこちらの商品。
↓
長谷園×siroca 全自動炊飯土鍋 かまどさん電気 SR-E111
『siroca』という有名とは言えないメーカーから発売されている炊飯器です。
電気炊飯器でありながらかまど炊きのような美味しいお米が炊けるということで、Amazonでも売れています。
しかも価格も5万円近くするというのに好調な売行きですから、優れた機能性で売れている商品と言っていいでしょう。
同じように、デザインが受けて売れる商品というものも存在します。
デロンギ ポップアップトースター アイコナ ブルー CTO2003J-B
レビューを見てみると「かわいい」「おしゃれ」「レトロ」といったデザインについて高評価している人が多く見られます。
この商品に関しては、オイルヒーターで有名な『デロンギ』の商品なので①ブランド力もあるかもしれませんね。
③価格 = 安さ
3つめは「安さ」です。
機能性や耐久性を重視せず、「とにかく安いものを」という人も当然ですがたくさんいます。
タブレットやwebカメラなどがわかりやすいですよね。
同じ10インチのタブレットでも、3万円以上するAppleの『iPad』と1万円ちょっとで買える中華系のものでは、同じような売行きでも購入される理由は違います。
せどりで「売れない原因」を考えてみよう
Amazonで商品が売れるには、
①ブランド力
②デザイン・機能
③価格 = 安さ
の3つの要素のうちのいずれかを満たしている必要があることがわかりました。
重要度も ①~③の順番と同じ で、大手メーカー・有名ブランドの商品を適正な価格で出品していれば「売れない」ということはほぼほぼありません。
③価格 = 安さ で優れていても ①ブランド力の小さい商品は売れづらいですし、逆に②デザイン・機能が多少劣っていても①ブランド力が高ければ「そこそこ」でも売れていきます。
また、②デザイン・機能を重視して商品を探す人も一定数いるので、そのような方は③価格 = 安さは最初から求めていません。
ですので、まずは店舗で仕入れる際には ①ブランド力を重視 して商品を見ていきましょう。
Amazonでは「型番商品」を探している人が多いので、②デザイン・機能や③価格 = 安さよりは、①ブランド力のある商品がせどりにも向いているのです。
例えば、電化製品なら『テスコム』や『オーム電機』といったメーカーは実店舗でも③価格 = 安さで勝負しているので、それよりは『パナソニック』『東芝』『日立』といった大手メーカーの商品に絞る。
水筒なら、『スケーター』や『ピーコック』といったメーカーはスルーして、『タイガー』『象印』『サーモス』といった有名メーカー製をメインにリサーチしていく。
これを徹底するだけで「商品が売れない」ということはほとんどなくなります。
もちろん二流・三流のメーカー品でも売れないことはありません。
しかし、そういった商品は、③価格 = 安さしか購入動機に挙がらないため、高単価で売れない = 売上・利益の嵩(かさ)が上がらないことにも繋がってきます。
せどりでは、多少価格が高くても売行きが劣らない大手メーカー・有名ブランドの商品に絞ってリサーチをしていきましょう。
加えて、先ほどちょこっと書きましたが、適正価格で出品している ことも大切です。
ほとんどの商品は他にも出品者がいるので、カートを獲得するために出品者さんの多くは「FBA最低価格」を維持していると思います。
そのようなケースでは問題ありませんが、他に出品者がいない商品を適正価格以上で出品していると、なかなか買ってもらいづらくなります。
商品の適正な価格を見極めるためには、『モノレート』の表示期間を「6ヵ月」や「12ヵ月」、場合によっては「すべて」と長期間に設定して確認するとわかりやすいです。
「何円のときの売行きがいちばん良かったか」をグラフから読み解くことができます。
また、『Google』や『Yahoo!』などの検索エンジンで売れていない商品を検索してみることも重要です。
検索エンジンで調べてみると、あなたが10,000円で出品している商品が『楽天市場』や『Yahoo!ショッピング』では8,000円で売られている、ということもよくあります。
そうなるとネットで価格を簡単に調べられる現代では売れづらくなりますよね?
Amazonの検索窓から探しに来るお客さんと同時に、検索エンジン経由で来てくれるお客さんのことも意識して 価格を設定しましょう。
「Amazonでは他に出品している人がいないから」と高価格で販売している出品者をよく見ますが、「オレ様価格」にしても買ってもらえなければ一銭も戻ってこないわけですからね。
せどりでは「売れない」「売りづらい」商品を仕入れないことがいちばん
「売れる」と思って仕入れた商品が売れていかないと、「本当にせどりで稼げるんだろうか?」と不安になっちゃいますよね。
しかし、商品を仕入れる際に「売れる理由」を理解していれば、売れづらいものを仕入れなくなりますし、店舗でリサーチする際の効率化にも繋がります。
大手メーカーや有名ブランドの商品は他のせどらーさんもマークしているのでライバルは多くなりますが、まずはリサーチする対象を絞って「売れやすい商品」だけをターゲットにしていきましょう。
そして何より、仕入れる際の『モノレート』の見方が肝心です。
グラフの波形が振れていない商品を仕入れていませんか?
店舗に行っても何も見つからなかったときに「価格差はあるから」と、売れるかどうか確信の持てない商品を仕入れてしまう気持ちはよくわかります。
僕もせどりを始めたばかりのときはそうでしたから。
しかし、「売れるものだけ仕入れよう」と我慢することを覚えてからは、利益が取れそうな商品を置いていくことも平気になりました。
売れない商品は仕入れない
当たり前のことですが、せどりではまずはこれが基本です。
価格やカート獲得といった「仕入れた後」の前に、仕入れるときの基準や考え方をもう一度見直してみましょう!
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