【第4章】 見えてきた「再起」の道

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運命の出会い

Sさんと会ったのは土曜の午後。

運送会社の仕事は休みでしたが、八百屋のバイトは通常通りだったので、セミナーに行く土曜と同じように早退し、作業用の服を家から持ってきた襟付きのシャツに着替えて電車に乗りました。

 

こちらからお願いして会ってもらうので、時間に遅れて行くわけにはいきません。

八百屋のある築地からだとおよそ1時間でJR千葉駅に着きますが、余裕を持って約束の2時間前に出発。

 

電車の中では、

「Tさんは『だれにでもできる』って話してたけど、オレでも大丈夫かな…」

「仕入れがあるってことは、ある程度の資金が必要だよな」

「その前に、コンサル料はいくらなんだろう?」

といろいろなことを考え、不安や期待で胸の辺りがグチャグチャになっていたことを思い出します。

 

約束の10分前。

千葉そごうに入った僕はエスカレーターで5階まで上がり、メールに書かれていたSさんの携帯番号に電話してみました。

 

イチ
「もしもし、はじめまして、イチと申します。
お店の前に到着しました。
Sさんはどちらにいらっしゃいますか?」

 

S
「はい、もうお店の中にいますので、中まで入ってきてください。
窓際の左角の席に一人で座っているのが私です」

 

ドキドキしながらお店の中に入っていくと、窓際には黒いフレームのメガネをかけた中年男性が一人で座っていました。

 

イ「すみません、Sさんですか?」

S「イチさんですか?
 はじめまして、Sです」

 

一見すると「普通のおじさん」だったので声をかけるのをためらいましたが、その男性は間違いなくSさんでした。

 

挨拶をして当たり障りのない世間話をした後は、僕のこれまでの経歴、思うように稼げていない現状、自分でビジネスをしたいと思う理由など、自分のことをいろいろと話しました。

Sさんはというと、緊張している僕を気遣ってか、時折笑顔をのぞかせながらも僕の目を見てちゃんと話を聞いてくれています。

 

話し続けて緊張が和らいできたころ、本題のコンサルについての話題になりました。

 

イチ
「僕もTさんと同じくらい稼ぎたいので、ぜひSさんのコンサルを受けたいと考えています」

 

S
「そうですか、それは嬉しいですね。
けど、コンサル代が用意できずに受講を諦める人もいるんです」

 

「来た!」と思いました。

僕の気持ちの中では「Sさんに会いに行こう」と決断した時点で、コンサルをお願いすることは決めていました。

しかし、コンサル代の金額によっては諦めざるを得ないような経済状況だったので、この日いちばん聞きたかったのは「Sさんのコンサルはいくらで受けられるか?」ということだったのです。

 

恐る恐るSさんに聞いてみる僕。

 

イチ「Sさんのコンサル料はおいくらなんですか?」

 

S「はい、3ヵ月の指導で30万円です。
3ヵ月間しっかり取り組んだ人は全員それ以上の利益を出しているので、あとはイチさんの気持ち次第ですね」

 

せどりのコンサル料の相場がいくらなのかはわかりませんでしたが、なんとなく「10万円くらいかな?」と思っていたので、予想以上の金額に思わずたじろぎました。

ただでさえローンの支払やキャッシングの返済があるのに、30万円もの金額を支払うことなどすぐには決断できない、それが正直な気持ちでした。

それでも、なぜか「これは自分を変える大きなチャンスかもしれない」という思いが勝り、20秒後には「ぜひお願いします」と答えていた僕がいました。

 

あとは、どうやって30万円を用意するか?

Sさんにダメ元で「来月から10万円を3回振り込むので、それでお願いできないでしょうか?」と聞いてみました。

すると、Sさんは「わかりました」と、意外にもすんなりと承諾。

かなり拍子抜けしましたが(笑)、こうして僕の人生で初めて、学校以外で「お金を払って何かを学ぶ」ことが決まりました。

 

Sさんといっしょに店を出た後、Sさんは「ちょっと6階に行ってみましょう」と僕を誘います。

「なんだろう?」と思ってついていくと、そごうの6階には子ども服やおもちゃの売り場が。

おもちゃ売り場に着くなり、Sさんは一つの商品を指差して「これを『Amashow』(Amazonでの売行きと価格を調べるサイトの旧名称。現『モノレート』)で調べてみてください」と小声で僕に言いました。

言われるがままに調べてみると、Sさんが指差した2,000円で売られていおもちゃは、Amazonでは6,000円で売られていて、しかも月に10個近く売れている、という商品でした。

 

「この商品だけで3,000円も利益が取れるのか!!」と驚いていた僕に、Sさんは「私はいいですから、イチさん早速仕入れてみてはどうですか?」と促してくれました。

こうしてSさんに後押しされて仕入れた幼児向けの知育玩具が、僕の「再出発」の第一歩となったのです。
(ちなみに、このとき仕入れたおもちゃは、出品から5日後に売れていきました)

 

 

Wワーク + せどり

 

2,000円で仕入れた商品が6,000円で売れることを目の当たりにした僕は、すっかり「せどりの虜(とりこ)」になってしまいました。

 

「自分の足を使って探せば、必ず良い商品を仕入れられる」

せどりを始めたばかりにもかかわらず、そのことに確信がありました。

 

Sさんのコンサルが始まってからは、毎週土日になると朝から晩まで仕入れに出てばかりいました。

また、「早く稼げるようになりたい」という気持ちとせどりのおもしろさから、週末のほうが平日より早く目覚めるようにもなりました(笑)

そればかりか、仕入れがあまりに楽しすぎて平日の運送会社の仕事が終わってから、深夜まで営業しているお店に仕入れに行くことも多くなったのです。

「稼げる!」という確信が持てたので、中古ですがクルマも新調して、移動が楽しい時間になったことも僕を後押ししてくれました。

 

土日の2日間かけて仕入れた商品は、月曜にまとめてFBA(Amazonの配送センター)へ送り、あとは売れるのを待つのみ。

早ければ火曜には売上げが発生するので、それがたまらなくうれしかったですね。

 

コンサルを受けたばかりの頃はまだ八百屋と運送会社で働いていたので、せどりを合わせると「トリプルワーク」という状態でしたが、せどりが楽しすぎたので「面倒くさい」とか「疲れた」といった感覚はまったく無かったです。

むしろ「自分が動けば動いただけ利益に繋がる」という感覚を味わえたことは、現在の僕にも良い影響を与えてくれたと思っています。

 

また、仕入れられる自信がついたことで、高速代や燃料代の心配をする必要がなくなり、

「秩父においしいうどん屋さんがあるって言ってたな」

「うなぎを食べに静岡まで行ってみよう」

「紅葉がピークらしいから日光まで足を伸ばそう」

と、旅行気分で地方に仕入れに行くことも増え、行動範囲も格段に大きくなりました。

 

このような形でせどりをきっかけに「未来の光」を取り戻した僕は、3ヵ月間のコンサルが終わる頃には 月商120万円・粗利50万円 を達成することができ、晴れてトリプルワークから脱出することに成功したのです。

Tさんが言っていた「誰でも稼ぐことができる」というのは、本当だった。

あのとき決断して、行動を起こして、本当に良かった。

心からそう思いました。

 

 

諦めなければ必ず道はある

僕はTさんと出会い、Sさんという “師匠” を紹介してもらったことで、一度は諦めた独立を改めて叶えることができました。

 

それまではスタート地点を間違えたり、成功にはほど遠い道(=カテゴリーや業種)を選んでしまったりと、他の人たちが見たら呆れるような遠回りをしていました。

それでも独立・起業できたのは、僕が「すごい人」だったからではないことが、この内容からもわかっていただけたと思います。

 

僕のブログを読んでくださっている方の中にも、食費を一日500円に抑えていた頃の僕のように「未来の光」を見出だせず、閉塞感に押しつぶされそうになっている方がいるかと思います。

しかし、そのような方がいたとしたら、これだけは自信を持って伝えられます。

「諦めさえしなければ、必ず成功できる」と。

 

足掻いて、足掻いて、足掻き続けた僕の独立までの物語は、有名な起業家や経営者のように決して華やではありませんが、あなたにとっていちばん身近でイメージしやすい道だと思っています。

 

そんな普通以下の、社会の中でうまく立ち回れなかった40代・イチの詳しいストーリーや現在の様子をメールマガジンで配信しています。

ブログでは書いていないことなど、濃い内容でお届けしています。

 

ここでは書ききれなかった「クズエピソード」も赤裸々に暴露していますので(笑)、ご興味のある方は下記の登録フォームからご登録ください。

 

 

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2019年11月28日

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