
こんにちは、イチです。
我々せどらー御用達のリサーチサイト『モノレート』。
見方は至ってシンプルなので、せどりを始めたばかりの方でも簡単に「売れる商品」を仕入れられます。
しかし、簡単にデータが読み解けるが故に、雑な仕入れをしてしまっている 人もいます。
今回はモノレートの見方の第1弾として「基礎編」を解説します。
「線の動き」がいちばん重要!
「基礎編」では初心者さん向けに、Amazonで買い物をしたことはあるけど売ったことはない人や、「せどり」という言葉を聞いたことがない人でもわかるように、超簡単に解説します。
ですので、すでにせどりをやっている方は「応用編」を見てください。
それでは参りましょう!
今回は、たまたま手元にあったこの本の売行きや価格変動を見ていきます。
まず、スマホかパソコンで『モノレート』を開いてください。
トップページの上のほうに検索窓があるので、13桁のJANコード(本の場合はISBNコードとも言います)を入力して「グラフを見る」「検索」をクリックします。
ちなみに、本を『モノレート』で調べるときは、入力するのは上の13桁のみで大丈夫です。
『なぜ?どうして? かがくのお話1年生』が表示されました。
調べた時点でのAmazonランキンが145,125位(本カテゴリーの順位)、新品の最安値が 3,761円、中古の最安値が 386円です。
せどらー(せどりをやっている人)の間では、一般的に本カテゴリーで20万位以内であれば「売行きが良い」とされています。
それでは、実際の売行きはどうなんでしょうか?
今度は下にスクロールしていってみましょう。
グラフが現れました。
上から「最安値」「出品者数」「ランキング」の3ヵ月間の変動を表しています。
(期間は、PCでは10日間~全期間、スマホでは1ヵ月間~全期間に変更できます。)
このうち、いちばん重要なのが「ランキング」です。
下のほうが数字が低いので、『モノレート』では 線が下に向かっている箇所でランキングが上がった = 売れた ということになります。
このグラフでは44回線が下に向いている(赤○で囲った箇所)ので、『なぜ?どうして? かがくのお話1年生』は3ヵ月間で44冊 → 1ヵ月に約15冊売れる本であることがわかりました。
それでは、先ほどのランキングの「数字」だけを確認した場合は、どうなるのでしょうか?
実は、ランキングの「数字」だけで判断すると “罠” に引っかかることが多々あるのです。
この商品を例に見ていきましょう。
ランキングを見ると、おもちゃカテゴリーで121,505位です。
おもちゃカテゴリーで15万位以内というと、「バンバン売れる」というわけではありませんが、それほど悪くはない数字です。
それでは、先ほどと同じように下にスクロールしてグラフを見てみましょう。
3ヵ月で1個しか売れていないことがわかりました ^^;
このようにAmazonランキングの「数字」だけで判断せず、『モノレート』では線の動きを見て「売れている回数」を必ず確認しましょう!
「最安値」で確認できること
先ほどの例で、「ランキング」グラフの線の動きがとても重要であることがわかりました。
では、「最安値」はどうなのでしょうか?
これは単純に、目の前にある商品とAmazonとの 価格差を確認する ための項目です。
実店舗で3,000円 → Amazonで2,000円 だと利益は生まれませんし、その逆だと利益が得られる可能性があるわけですね。
わざわざAmazonのサイトまで飛ばなくても、『モノレート』を見るだけで価格差が確認できる、というわけです。
「最安値」の項目では価格差の確認の他に、適正価格のチェック も行います。
https://mnrate.com/item/aid/B01BTVTG80
上のグラフがわかりやすいですね。
最安値2,500円のときはほとんど売れていなくて、598円~980円のときは売行きが良くなっています。
ですので、「最安値」と「ランキング」を確認することで、この商品の 適正価格は980円以下 ということがわかります。
せどり初心者さんは、この “罠” に引っかかりやすいので、「やった! 価格差がある!」と喜んで終わらず、本当に売れる価格かどうかをしっかり確認する習慣をつけましょう。
僕も新品せどりを始めたばかりの頃はよく引っかかっていたので、思いを込めて強く訴えます(笑)
「出品者数」から未来を予想できる
最後は「出品者数」です。
「出品者数」は、少なければ少ないほど良いと言えます。
1ヵ月に20個売れる商品があったとして、出品者数が20人いたら1人あたり1個/月しか売れませんが、4人しかいなかったら5個/月売れる。
単純計算ですが、このような数字が導き出せるので、仕入れる個数の目安を立てるときに便利な項目です。
また、「出品者数」のグラフを見ることで、 未来の価格を予想することができます。
https://mnrate.com/item/aid/B01L1JHX26
この商品は、2019年6月初めまでは出品者数の大きな変動が無かったので、価格はずっと 6,180円で安定していました。
それが6月10日前後に出品者がそれまでの15~19人から、一気に42人に増えました。
出品者が増えたからといって一つの商品が売れる個数・売れるペースが上がるわけではないので、焦った1人の出品者が大幅に価格を下げて早く売り抜けようとします。
1人が値下げすると、他の出品者も追随して同じ価格まで下げるので、その商品の相場は一気に下がってしまいます。
「需要」と「供給」のバランスが崩れるので当然の現象なんですが、Amazonではこのようなことが日常的に起こっています。
先ほどのグラフで言うと、②のところだと値崩れの心配なく仕入れられます。
しかし、もし出品者が急増している①の時点でこの商品を見つけたら、「スルーしよう」という選択もできるようになります。
(①の直前に仕入れた人は、とても気の毒ですが…)
『モノレート』に使い慣れてくると、値崩れの兆候をキャッチしたり、反対に「プレミア価格」になる可能性を見極めたりと、「未来」もある程度予想できるようになります。
余裕があったらその他の項目もチェックしよう!
『モノレート』にはその他にも、値崩れの予兆を察知したり、仕入れる個数を決める際に使えるポイントがあります。
グラフのいちばん下にある「モノレートユーザー」の項目は、その商品を『モノレート』でリサーチした人の数を表しています。
ここでグラフが急激に跳ね上がったら、数日後に出品者数が急増することがあります。
「出品者数」と同様に値崩れの予兆を示すサインですが、「モノレートユーザー」が急増した数日後に値崩れが始まることを考えると、「出品者数」よりも精度の高い「未来の予想」ができる項目と言えそうです。
また、グラフではありませんが、商品名・画像の下の表も便利に使えます。
いちばん右の括弧で囲まれた数値は、「販売数 ÷ 出品者数」の値です。
つまり、この括弧で囲まれた数字は、設定した期間(上の画像では3ヵ月)に出品者1人から売れる個数を表しています。
この数字を元に、商品が目の前に20個あっても3ヵ月以内に売り切れる4個だけ仕入れる、といった判断ができるようになります。
ここまで『モノレート』の見方・基礎編として解説してきました。
今回は「基礎編」ですので、もちろん「応用編」もあります。
「基礎編」でお伝えしたことは「損失を出さない」ために有効な方法なので、まずは今回お伝えした内容を身につけて、まずは「負けないせどり」を行っていきましょう。
利益を上積みできる「応用編」を覚えるのは、その後でも十分間に合います!
(「応用編」は近日執筆予定!)
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